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ERX-ZEROはCO2排出量ゼロの発泡性ポリスチレンビーズ(EPSビーズ)です。リサイクル原料を100%使用して、CO2排出量を自社努力で62%削減し、残りの38%をカーボンオフセットの活用によりCO2排出量ゼロを実現しました。地球温暖化が身近で切実な問題となる中、低炭素社会の実現に向けた当社の企業努力から生まれました。
ERX-ZEROは業界初のCO2排出量ゼロのEPSビーズです。環境問題への関心がますます高まっている現在、資材調達においても環境に考慮していることをアピールできます。
ERX-ZEROは製造工程で排出されるCO2を、排出権でオフセット(埋め合わせ)しました。信頼性の高い国連認証の排出権を購入し、日本国政府での手続き(無効化)も完了していますので、転売や二重使用の可能性はありません。
ERX-ZEROはリサイクル原料のうち廃家電樹脂を冷蔵庫内棚に絞ることで白に近い色を実現しました。
発泡倍率は50倍まで可能となります。通常のEPS成形機で成形できます。
ERX-ZEROから作られた発泡スチロールは、更なる再リサイクルも容易です。クローズドリサイクルシステムの構築に貢献します。
リサイクルEPSは、リサイクル原料を100%使用することにより、普通品EPSビーズに比べCO2排出量を62%削減しています。
普通品EPSビーズのCO2排出量は1.938[kg -CO2/kg -ビーズ]。一方のリサイクルEPSは0.736[kg -CO2/kg -ビーズ]。当社の企業努力によるリサイクル技術で、62%ものCO2排出量削減を実現しました。削減努力をしても発生してしまう残りのCO238%分を排出権でオフセットしCO20%にしたものがERX-ZEROです。

排出量計算の引用文献
- ①石油化学製品のLCIデータ調査報告書2009年3月社団法人プラスチック処理促進協会
- ②貨物輸送事業者に行わせる貨物の輸送に係るエネルギーの使用量の算定の方法経済産業省告示第六十六号平成十八年三月二十九日
- ③IPPC,2001 Cement and Lime Manufacturing Industries, Integrated Pollution Prevention and Control Reference Document on Best Available Techniques, European Commission,2001
- *上記製造工程におけるCO2排出量は、自社で算定を行っています。算定について外部機関による確認は受けていますが、第三者機関の認証を経ている訳ではありません。この算定に基づいて上記製造工程におけるCO2排出量の全量をカーボンオフセットしています。上記工程外の納品段階の輸送や廃棄はオフセットの対象ではありません。
| 1970年 | 使用済み発泡スチロールの回収開始(プランターなどにリサイクル) |
|---|---|
| 1995年 | 使用済み発泡スチロールを原料にした発泡スチロール製造法(押出法)を開発 |
| 1996年 | 使用済み発泡スチロールを原料にしたリサイクルビーズERをストランドカット法により製造し、販売開始 |
| 2003年 | 使用済み発泡スチロールを原料にした押出ビーズ(水中カット法)を開発 使用済み発泡スチロールを原料にしたリサイクルビーズ“エプスレム”を製造販売開始 |
| 2004年 | 廃家電樹脂とリサイクル発泡スチロールを原料にしたリサイクルビーズ“エプスレムERX”を製造販売開始 |
| 2010年 | CO2排出量ゼロのEPSビーズERX-ZEROを製造販売開始 |
カーボンオフセットとは、努力をしても発生してしまうCO2を、他の場所で削減することにより、オフセット(埋め合わせ)することをいいます。
ERX-ZEROの製造工程で排出されるCO2は国連認証を受けた排出権を当社(積水化成品工業)が購入して、オフセットしています。
ERX-ZEROは「インドタミルナドゥ風力発電バンドルプロジェクト(国連登録番号0991)」の排出権を使用しています。排出権はオフセットプロバイダーを通じて日本国政府の取消口座に移転しており、オフセットを完了しています。
オフセットプロバイダーは、CO2排出権の取引仲介や、オフセットの事務手続き(所有権の移転等)を代行する事業者です。
当社のカーボンオフセットは、第三者機関の審査を受けている株式会社リサイクルワンに委託しています。
参考サイト
| オフセット量 | 200 tCO2e |
|---|---|
| オフセット対象 | リサイクルビーズの製造に伴って排出される温室効果ガス排出量 |
| 排出削減クレジット | CER(クリーン開発メカニズム(CDM)に基づき発行される国連認証のクレジット) |
| 削減プロジェクト | インドタミルナドゥ風力発電バンドルプロジェクト(国連登録番号0991) |
| 無効化方法 | 日本国政府の取消口座に移転 |
| 無効化完了日 | 2010年9月27日 |
| 対象商品 | カーボンニュートラルビーズERX-ゼロ |
| 実施主体 | 積水化成品工業株式会社 |
| オフセット費用負担者 | 積水化成品工業株式会社 |
| 販売期間 | 2010年12月13日から |
当社が排出権を調達したプロジェクトの概要をご説明します。
インド共和国タミルナドゥ州においてCDM(※)事業として実施されている風力発電事業。現地パートナーはタミルナドゥ紡績工場(TASMA)で、704機の風力発電タービンを設置し、468MWの電力を発電します。これらの風力発電タービンはTASMA所属企業・団体の所有物で、工場の電力源として使用されます。
タミルナドゥ州ではおもに火力発電が用いられていましたが、風力発電に代替することで、化石燃料の使用量が減少し、CO2が削減されます。
京都議定書12条に基づき先進国が発展途上国と協力してプロジェクトを行い、その結果生じた排出削減量(又は吸収増大量)により発行されたクレジットをプロジェクト参加者間で分け合う仕組みのこと。
| 推定削減総量 | 6,866,976 tCO2e |
|---|---|
| 推定年平均削減量 | 686,697 tCO2e/年 |
| クレジット発生期間 | 2003年~2012年 |
TASMAは約300の企業・団体が所属するタミルナドゥ州の紡績工場の業界団体で、CO2を排出しない電力の普及促進に努めている、非常に環境意識の高い団体です。このような環境に積極的な企業・団体が増えていくことは、インドのみならず地球環境への大きな貢献だといえます。
タミルナドゥ州はインドの最南端の東側にある州です。同州南部の州都チェンナイは「南インドの玄関口」「南アジアのデトロイト」「インドの健康首都」「インド銀行業の首都」という異名を持つ、多くの産業団地を有するインド経済上重要な都市で、同州はインドの温室効果ガス排出量抑制に非常に重要な地域といえます。



